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鏡開きはいつ行うもの?関東と関西で日にちが異なる理由と鏡餅の意味

鏡餅は日本のお正月に欠かせない食べ物です。お正月が過ぎると、一般的には飾っていた鏡餅を下げて食べる「鏡開き」が行われます。神仏に感謝し、家族の無病息災を願って行う、日本の習慣の一つです。「鏡開きをいつ行うのか」は全国で同じではなく、実は地域によって異なります。

そこで今回は、鏡開きについて、地域ごとに異なる日にちや鏡餅を飾る理由、お餅を食べる際のコツとアレンジレシピをご紹介します。
鏡餅は日本のお正月に欠かせない食べ物です。お正月が過ぎると、一般的には飾っていた鏡餅を下げて食べる「鏡開き」が行われます。神仏に感謝し、家族の無病息災を願って行う、日本の習慣の一つです。「鏡開きをいつ行うのか」は全国で同じではなく、実は地域によって異なります。

そこで今回は、鏡開きについて、地域ごとに異なる日にちや鏡餅を飾る理由、お餅を食べる際のコツとアレンジレシピをご紹介します。

1.地域によって異なる鏡開きの日にち

鏡開きとは、お正月に飾った鏡餅を雑煮やおしるこにして食べる行事のことです。

 

ちなみに、関東ではあんを使った汁物はすべてまとめて「おしるこ」と呼ばれ、汁気がないものは「ぜんざい」と呼ばれています。

一方、関西ではあんの種類によって呼び方が異なり、粒あん使用の汁ものは「ぜんざい」、こしあん使用の汁ものは「おしるこ」と呼ばれています。

 

鏡開きは通常、松の内(元日~1月7日または15日)の後に行われます。いつまで鏡餅を飾っておくかは地域によって日にちが異なり、大きく関東と関西に分けられます。

関西ではさらに、京都周辺のみ異なる日に行われます。

 

地域ごとに異なる日付については、次の項目で詳しく見ていきましょう。

 

 

2.鏡餅を飾る理由と鏡開きの由来

お正月に鏡餅を飾る習慣や、鏡開きを行うことには、昔からの理由と由来があります。

 

●鏡餅を飾る理由

鏡餅は、お餅の形が鏡の丸い形に似ていたことから、その名が付けられました。大小のお餅が2段に重なった形が基本で、「陰と陽を表す」「丸い形は家庭円満を意味する」などといわれています。

 

鏡餅は年神様の依り代(よりしろ)であり、ご神体のような役割を持っています。その年の幸福をもたらす年神様をお迎えするために、神様の居場所として、家の中に鏡餅を飾ります。

 

そのため、年神様が家の中にいるうちは鏡餅を食べません。年神様がいるとされるのは、門松などお正月の松飾りを行う松の内の期間です。

 

●松の内の期間が地域によって異なる

松の内の期間は、元日から1月7日(関東)、もしくは1月15日(関西)までです。関東では松の内が明けた1月11日、関西では1月20日(または15日)に、鏡開きを行います。

なお、関西でも京都とその近隣一部は1月4日に鏡開きを行います。

 

かつては関東でも1月20日に鏡開きが行われていました。

しかし、江戸幕府第3代将軍徳川家光の月命日を避け、1月11日に鏡開きを行うようになったともいわれています。

 

●鏡餅を食べるのは無病息災を願うため

飾っていた鏡餅を食べるという行為には意味があります。年神様が一度宿った鏡餅を食べることで力を分けてもらい、その年の家族の無病息災を祈願するためです。

 

お餅を食べるときに、刃物で切るのはNGです。鏡開きの風習はもともと武家社会から始まっており、切腹を連想させる刃物は使用せず、通常は木槌(きづち)でお餅を叩き割ります。

 

●鏡開きの由来

そもそも鏡餅をお供えする方式は室町時代のころに定まったといわれ、江戸時代には武家で行われるようになりました。当時の武家社会では、男子は具足(武具)、女子は鏡台に鏡餅を供え、手や槌で割っていました。砕いたお餅を食べることで、神様から力を授けてもらえると考えられていたのです。

 

ちなみに、「鏡開き」という言葉は、祝宴で酒樽を木槌で割る際にも使われます。酒樽のふたを鏡に例えたことから、呼ばれるようになりました。

 

 

3.鏡餅の飾り方と食べ方

ここでは、鏡餅の正しい飾り方や鏡開き後にお餅をおいしく食べる方法についてご紹介します。

 

●鏡餅の飾り方

鏡餅を飾る数は、一家に一つとは限りません。年神様の依り代の役割を持っているため、家の中に複数飾ってもよいとされています。飾る場所は床の間や神棚、家の中の目立つ場所などです。

 

また、鏡餅は12月28日までに飾るか、12月30日に飾り始めるのがよいといわれています。29日にお餅をつくことは「苦餅」、31日にお餅を飾ることは「一夜餅」と呼び、縁起が悪いとして避けているためです。

 

●硬くなった鏡餅を柔らかくするには

鏡餅は飾っているうちに、硬くなってしまうことがあります。料理で使うときに硬いままでは不便なため、お餅を柔らかくする方法を知っておくと便利です。

 

以下は、真空パックではない鏡餅を柔らかくする方法です。

 

1. 硬くなった鏡餅を水につけておく。大きめのお餅で半日程度、小さめのお餅で数時間程度が目安。

 

2. 「1」のお餅を耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジで加熱する。お餅が膨れないように注意し、様子を見ながら温める。

 

3. お餅が手でちぎれるくらいの柔らかさになったら、適当な大きさにちぎる。熱いので、やけどに注意。

 

鏡開きは、お供えしたお餅を食べることに意味があります。カビが生えたり、賞味期限が切れたりする前に食べ切りましょう。

 

扱いやすいのは、お餅が空気に触れない、真空パックの状態になっている製品です。清潔な状態を保ち、カビも発生しにくいでしょう。

 

●お餅のアレンジレシピ

一般的によく知られるお餅の食べ方は雑煮やぜんざいですが、今回は少し変わったアレンジレシピを2つご紹介します。

 

【めんつゆ風鍋焼き餅】

 

カロリー:385kcal /1人前

所要時間:25分

 

<材料(2人前)>

 

・お餅 4個

・豚肉(しゃぶしゃぶ用) 80グラム

・大根 60グラム

・にんじん 1/2本

・水菜 40グラム

・水 カップ3

・めんつゆ カップ3/5

・ゆずの皮 適量

 

<作り方>

 

1. 大根を千切りにし、水菜は5センチの長さにそろえる。にんじんを1センチ幅の輪切りにして、花型でくり抜く。

 

2. オーブントースターなどでお餅を焼き、両面に軽く焦げ目をつけておく。

 

3. 水を入れた土鍋を火にかける。沸騰したら「1」の大根とにんじんを加え、サッと煮る。豚肉は1枚ずつ火を通し、めんつゆを加えて味を調整する。

 

4. 「2」のお餅を加え、ときどきひっくり返しながら煮込む。最後に「1」の水菜を加え、食べるときに刻んだゆずの皮を散らす。

 

 

【餅とチーズの洋風お好み焼き】

 

カロリー:513kcal/1人前

所要時間:20分

 

<材料(4人前)>

 

・キャベツ 1/2個

・万能ねぎ 4本

・ミックスベジタブル(冷凍) 240グラム

・卵 2個

・お餅 1個

・ベーコン 6枚

・ピザ用チーズ 適量

・山いも 20グラム

・小麦粉 150グラム

・A:水 カップ1

・A:割烹白だし 大さじ2

・B:トマトケチャップ 大さじ4

・B:お好み焼きソース 大さじ2

・鰹節 適量

・サラダ油 大さじ2

 

<作り方>

 

1.  ボウルに小麦粉を入れて、Aを加えながら混ぜる。すりおろした山いもを加えて混ぜ、冷蔵庫で寝かせておく(時間外)。

 

2. キャベツは千切りにし、万能ねぎは小口切りにする。お餅は、1個を4等分の厚さに切る。

 

3. 「1」のボウルに溶きほぐした卵、「2」のキャベツと万能ねぎ、ミックスベジタブルを加えて混ぜる。

 

4. 鉄板にサラダ油少々を熱する。そこへ「3」の生地の1/4の量を丸く伸ばし、上に「2」のお餅とベーコンを等分に載せて焼く。片面が焼けたら裏返してチーズを載せ、再び焼く。残り3枚も同じ要領で焼いていく。

 

5. 生地に火が通ったら、混ぜ合わせたBのソースを上からかけて鰹節を振る。

 

 

ヤマキでは、今回ご紹介した以外にもお餅のアレンジレシピをご紹介しています。

ぜひ検索してみてください。

http://www.yamaki.co.jp/recipe/

 

 

4.鏡開きで家族の幸せと無病息災を願いましょう

お正月に鏡餅を飾り、鏡開きを行う習慣は、家族の幸せと無病息災を願うためのものです。

「これまで何となく飾っていた」という方は、今度のお正月から鏡餅を飾る際は日にちに気をつけて、松の内が過ぎてからお餅をいただくようにしましょう。

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