日々の暮らしを、食べることを
もっと楽しみたくなるおいしい情報を
お届けします。

年越しそばの由来を知りたい!食べる時間や具材に決まりはある?

大晦日の楽しみの一つといえば、年越しそば(蕎麦)です。日本の伝統的な食文化としてすっかり定着していますが、一体いつごろから、どんなきっかけで食べるようになったのか、その由来をご存じでしょうか。

また、年越しそばは「かけそばなのか、盛りそばなのか」「定番の具はあるのか」「いつ食べるのが正解なのか」といった疑問がある方もいるでしょう。

今回は、年越しそばの由来から、食べ方、レシピまでご紹介します。
大晦日の楽しみの一つといえば、年越しそば(蕎麦)です。日本の伝統的な食文化としてすっかり定着していますが、一体いつごろから、どんなきっかけで食べるようになったのか、その由来をご存じでしょうか。

また、年越しそばは「かけそばなのか、盛りそばなのか」「定番の具はあるのか」「いつ食べるのが正解なのか」といった疑問がある方もいるでしょう。

今回は、年越しそばの由来から、食べ方、レシピまでご紹介します。

1.大晦日に年越しそばを食べる理由とは?

年越しそばが食べられるようになったのは、江戸時代からといわれています。

大晦日にそばを食べるのには、どんな意味があるのでしょうか。

 

●年越しそばの習慣は江戸時代から

日本では、縄文時代にはすでにそばが栽培されていたといわれています。それから長い間は、そばといえば、そば粉を練って作られる「そばがき」や「そばもち」が主流でした。

現在食べられている麺の形のそばは「そば切り」といい、誕生したのは16世紀ごろとされています。そば切りが庶民にも広く食されるようになったのは、17世紀半ば(江戸時代中期)以降です。

 

江戸でそば屋さんが出始めたころは、現在のような鰹だしのつゆではなく、味噌に水を足したものをこして作られる「垂れ味噌」で食されていました。鰹だしのつゆができたのは、17世紀半ばから18世紀後半といわれています。

 

江戸の庶民に広く受け入れられるようになったそばは、江戸時代中期ごろから縁起のいい食べ物として晦日(月末のこと)や大晦日に食べられるようになりました。

 

●年越しそばの由来は諸説ある

数ある由来のうち、ここでは代表的なものをご紹介します。

 

・長寿や無病息災を願って

細くて長いそば切りの特徴から、「寿命を延ばし、良い運を長続きさせる」という験担ぎで食べられるようになったといわれています。

 

・災厄との縁を切ることを願って

昔のそばは現在のそばよりも切れやすかったため、「今年起きた災難や借金などの悪いことを断ち切って新年を迎えたい」という願いを込めて食べられるようになったとする説です。

「縁切りそば」「年切りそば」とも呼ばれ、残さず食べるのが決まりとされています。

 

・金運アップを願って

かつて金銀細工職人は、作業中に飛散した金粉をそば粉の団子を使って集めていたといわれています。金を集めることから、「お金との縁が深くなる」という考えが生まれ、金運アップを願って食べられるようになったとする説です。

 

 

2.年越しそばの食べ方に決まりはある?

年越しそばの食べ方の決まりについてお伝えします。

食べるタイミングはいつで、温かいそばと冷たいそばなら、どちらが良いのでしょうか。

 

●年越しそばを食べるタイミング

年越しそばを食べるタイミングについては、正解や決まりはありません。

大晦日の夕食で食べる方や、夕食とは別に年を越す前の夜食として食べる方が多く見られます。中には除夜の鐘を聞きながら食べる方もいます。

「旧年の厄災と縁を切る」というのが、年越しそばの由来の一つです。そのため、年を越す前に食べるのが多数派ですが、地域によっては元日に食べるのが風習のところもあります。

 

●温かいそばでも冷たいそばでもOK

季節を考えると、温かいかけそばを年越しそばに選ぶ方が多いかもしれませんが、「かけそばを食べなければいけない」という決まりはありません。

盛りそばにして温かいつゆにつけて食べても良いですし、冷たいつゆにつけて食べてもOKです。

 

 

ただし、新そばを食べる場合は、麺の風味をしっかり味わえる盛りそばがおすすめです。

そばの収穫は夏と秋にあり、秋そばのほうが風味や香りが優れていて色合いも美しいとされます。秋に収穫されてから年内いっぱいは、この秋そばを新そばと呼ぶのが一般的です。

 

●具材も決まりがない

年越しそばと一緒に食べる具も特に決まりがないので、好きなものをトッピングして構いません。

入れると縁起が良いとされる具材をいくつかご紹介します。

 

・海老

海老の長いひげと丸まった姿勢が老人に似ていることから、「腰が曲がるまで長生きする」という願いを込めて用いられます。

 

 

・ネギ

「労う(ねぎらう)」を「ネギ」と掛けて、1年間の苦労を労う意味合いで食べます。

ネギには疲労回復や体を温めてくれる効果が期待でき、体の健康にもいい食材です。

 

・ニシン

「二親(にしん)」と掛けて、「子宝に恵まれるように」という願いが込められています。

かけそばにニシンの甘露煮を載せた「ニシンそば」は北海道や京都の名物で、京都では年越しそばの定番となっています。

 

 

・卵

卵の黄色が黄金を象徴するとして、金運アップの縁起物とされています。

月見そばにしても良いですし、伊達巻き卵をそばと一緒に出しても良いでしょう。

 

 

3.年越しはこれで決まり!おいしいそばレシピ

1年を締めくくる最後の食事は、おいしく食べたいもの。

そばをおいしく茹でるポイントと、年越しにおすすめのそばレシピをご紹介します。

 

●そばを茹でるときのポイント

鍋にたっぷりの湯を沸騰させて、1~2人前ずつ麺を入れます。目安として、そば200グラム(2人前)につき約3リットルです。火加減は強火のまま、麺を入れたら箸でかき混ぜます。

 

生麺の場合は麺が切れやすいので、箸でかき混ぜるときは注意しましょう。麺を入れてから湯が吹きこぼれそうになったら、一度差し水をして、もう一度沸き上がったら麺をザルに上げます。

 

乾麺は表示時間を目安に茹でます。吹きこぼれそうになったら差し水をして、麺に芯がなくなったらOKです。茹で上がったら、生麺と同じようにザルに上げます。

 

ザルに上げたら流水で冷まし、麺のぬめりを洗います。氷水でしめると麺のコシが強くなるので、盛りそばで食べるときにおすすめです。

水気をしっかり切ってから、どんぶりやせいろに盛り付けてください。

 

【天ぷらそば】

カロリー:561キロカロリー/1人前

所要時間:25分

 

<材料(2人前)>

 

・海老(大) 2尾

・A:天ぷら粉 60g

・A:水 100ミリリットル

・サラダ油 適量

・小松菜 1/3束

・長ねぎ 5センチメートル

・そば 2玉

・B:めんつゆ 200ミリリットル

・B:水 600ミリリットル

・ゆずの皮 適量

・七味唐がらし(お好みで) 適量

 

<作り方>

 

1. 海老は尾を残して殻をむいた後、背に浅く切り込みを入れて背ワタを取り除く。さらに腹側に斜めに切り込みを入れて、まっすぐにのばす。

 

2. ボウルにAを入れて混ぜ合わせて衣を作り、「1」の海老をくぐらせる。

 

3. 「2」の海老を180℃に熱した揚げ油に入れて、カラッと揚げる。

 

4. 小松菜は茹でてから4センチメートルの長さに切り、長ねぎは小口切りにする。

 

5. 鍋にたっぷりの湯を沸かしてそばを茹でる。茹で上がったら流水で洗い、水気を切ってから器に盛り付ける。

 

6. 鍋にBを入れて温め、めんつゆを作り、できたつゆを「5」に注ぐ。

 

7. 器に「3」の天ぷら、「4」の小松菜と長ねぎ、ゆず皮を盛り付ける。お好みで七味唐がらしを振る。

 

 

【鴨南蛮そば】

カロリー:631キロカロリー/1人前

所要時間:15分

 

<材料(2人前)>

 

・合鴨ロース肉 200グラム

・長ねぎ 1本

・A:水 600ミリリットル

・A:めんつゆ 200ミリリットル

・干しそば 200g

・ゆずの皮 少々

・七味唐がらし 好みで少々

 

<作り方>

 

1. 鴨肉は5ミリメートル幅のそぎ切りにする。長ねぎは5センチメートルの長さに切り、フライパンか焼き網で焼き目をつける。

 

2. 鍋にAを入れて煮立てたら、「1」の鴨肉と長ねぎを加えてサッと火を通す。

 

3. 鍋にたっぷりの湯を沸かしてそばを茹でる。茹で上がったら流水で洗い、水気を切って器に盛り付ける。

 

4. 器に「2」のつゆを注ぎ、鴨肉と長ねぎをそばの上に載せて、ゆずの皮をあしらう。お好みで七味唐がらしを振る。

 

 

【肉せいろそば】

カロリー:620キロカロリー/1人前

所要時間:15分

 

<材料(2人前)>

 

・牛薄切り肉 100g

・そば(乾麺) 2束

・A:めんつゆ 150ミリリットル

・A:水 150ミリリットル

・わけぎ 2本

 

<作り方>

 

1. わけぎは斜め切りにする。

 

2. フッ素樹脂加工のフライパンを熱して、牛肉を焼く。牛肉に火が通ったら、Aと「1」のわけぎを加えて温め、つけつゆを作る。

 

3. 鍋にたっぷりの湯を沸かしてそばを茹でる。茹で上がったら流水で洗い、氷水にさらしてしめてから水気を切る。

 

4. せいろに「3」のそばを盛り付けて、器に入れた「2」のつけつゆを添える。

 

 

ヤマキでは、おいしいそばのレシピをほかにも掲載しています。

下記サイトをチェックしてみてください。

 

http://www.yamaki.co.jp/recipe/

 

 

4.1年の最後はおいしいそばで験担ぎ

年越しそばは、長寿や災厄との縁切り、金運アップなど、さまざまな験を担いで、江戸時代より食べられてきました。

食べるタイミングやそばの種類、具材については各家庭の自由です。仕事や勉強を頑張った家族を労う「1年間お疲れさま」という気持ちと、翌年への願いを込めて、自分なりの年越しそばを用意してみてはいかがでしょうか。

ページトップ